タイマー/発振専用IC555による発振回路の実験

LED点滅 PIEZOブザー
〜100Hz程度まで確認用 100〜100kHz程度まで確認用


JRC555D

No. ピン端子 No. ピン端子
1 GND Vcc
2 トリガ 放電
3 出力 スレッショルド
リセット コントロール


タイミング定数の算出


充電時間 T1=0.693(RA+RB)・C
放電時間 T2=0.693RB・C
発振周期 T=T1+T2=0.693(RA+2RB)・C
発振周波数 f=1/T=1.443/(RA+2RB)・C
デューティー比 D=T2/T1=RB/(RA+RB)



タイマー/発振専用IC555です。
わずかな外付け部品で任意の周波数(上限100kHz程度)の方形波信号を簡単に作ることができます。
必要な周波数は、タイミング算出式より導き出します。
回路図のRA、RB、Cの値は、算出式より導き出しました。

回路図は、シミュレータ「クロコダイル実験室」を使いました。
PIEZOブザーの回路で、PIEZO振動子の
回路記号がなかったため、PIEZOブザーの回路記号で代用しました。
また、PIEZOブザーの実験写真で時定数を決めるコンデンサCに、小さなコンデンサが使われていますが、これは、0.1μFのフィルム型コンデンサが手元になかったため、仕方なく誤差が大きく、温度特性が悪い、積層セラミックコンデンサで代用しました。
実験には、精度と温度特性の良いコンデンサを推奨します。

応用例として、555を利用した電子ピアノを作りました。
電子工作に挑戦してみたい方にオススメです。

555を利用した電子ピアノ



実験・タイマー/発振専用IC555の中身

機能ブロック


実験・タイマー/発振専用IC555の中身2
(トランジスタ等価回路編)