最低限必要なツールと
部品のフォーミング
・カッティング

道具(ピンセット、ワイヤーストリッパー、ニッパ

ブレッドボードでは、半田付けをする必要はありませんが、実験を行いやすいように
部品の足を曲げたり、切ったりする必要があります。

下の写真のような一般的な部品も、ブレッドボード上でそのまま実験するには、
足が長過ぎて、ショートしてしまったり、逆に引っ掛けて抜けて、断線してしまったりします。




フォーミング

まずは、部品の足をピンセットでブレッドボード上で必要な幅
(0.1インチピッチ)に折り曲げてあげます。
この時、あまり根元から曲げると部品に負担が掛かり、中で断線したり、
特性が変わってしまうので、少し余裕を持ってファーミングしましょう




それぞれ、接続間隔の狭い場所は立て、距離があるなら、幅を広げたりして、
他の部品の邪魔にならないようにフォーミングしましょう。





カッティング

ピンセットで綺麗に曲げられたら、今度は部品の足を切ります。
下の写真のように、部品が挿さりやすいように、足が尖る向きに
ニッパの刃をあてて切ります。




ショートするほど長くなく、また、直ぐ抜けて断線するほど短くない、
足の長さ7〜8mm程度に切ります。
この時、極性のあるコンデンサや発光ダイオードなどの部品は、
元々、足の長さに差が付いていると思います。
カッティング後も極性がわかるように、わずかに差を付けて切ると、
実験時に作業がスムースに進みます。



加工前後の部品を比較してみて下さい。


拡大図



ピンセットでの部品の抜き挿し補助

足の細い部品は曲がりやすく、太い部品は、なかなか入りにくいので、
ピンセットでシッカリと押さえて挿します。






(足が横に広く、縦に狭いトランジスタなど部品は、足をよじって、ブレットボードの溝の方向に曲げると入れやすいです。)


また、ICなど抜きにくい部品を抜く時には、真中の溝にピンセットの先を入れ、
テコの原理で足が曲がらないように、左右から少しづつ持ち上げて抜きます。




ワイヤーストリッパーについては、配線材料>ラッピングワイヤーをご覧下さい。