5V電源IC回路向け電池スナップの加工

単3乾電池の電池ボックスは、1.5V、3.0V、4.5V、6.0V、9V
などです。実験で良く使われるデジタルIC、特にTTL−ICは電源が5Vです。
電池でこれらのICの実験を行う時には、4.5Vか6Vになるわけですが、
4.5Vでは、電池が減ってきた時に電圧が保てなくなり、6Vでは少し
電圧が高過ぎます。
そこで、6Vの電池電源をシリコンダイオードの順方向電圧を利用して、
0.7V程度、電圧を落として利用するのが今回の電池スナップです。
新品の単3乾電池は、大体1.5V以上ありますので、4本入る
電池ボックスに入れると6V以上になります。
電源に直列にシリコンダイオードを入れますと0.7V下がりますので
5V台に入ります。
定格の5Vに対して高過ぎず、また、電池が減ってきた時や、
負荷の変動に対してもが少し余裕が持てます。

作り方は、前に作ったLEDチェッカーの抵抗の場所にシリコンダイオードを
入れ変えるだけです。

材料

電池スナップとφ2mmの収縮チューブ赤・黒と
足の太さが0.6mm以下のシリコンダイオード
収縮チューブをビニール線に通しておきます。
ダイオードのアノード側のリード(足)を6mm残して
切ります。
(切った方も使いますのでとって置いてください。)
赤・黒のビニール線がショートしないように、
シリコンダイオードを当てて赤いビニール線を切り
、芯線を出し予備半田します。
シリコンダイオードを赤いビニール線に、
切ったリード線を黒いビニール線に
半田付けします。
先ほど通しておいた収縮チューブを下ろして、
半田箇所が隠れるようにして、ドライヤーで、
収縮させます。
芯線を7〜8mm程度残して切り出来あがりです。