電子計算機の本


写真 書名 内容 オススメのポイント
パラメトロン
計算機
高橋 秀俊 著

第T章 概 説
§1 プロローグ
§2 パラメトロンの誕生
§3 パラメトロン装置の試作
§4 記憶装置の開発
§5 PC−1
§6 PC−2
§7 プログラミングの研究
§8 パラメトロン計算機の現状と将来
第U章 パラメトロンおよびパラメトロン回路
§1 パラメトロンの原理
§2 パラメトロンの統合法
§3 パラメトロンの特性
§4 分岐数,孫分岐数
§5 パラメトロン励振法
§6 入出力回路
§7 2周波法磁心記憶装置
§8 自己訂正符号を利用するアドレス選択方式
§9 金属磁性皮膜のパラメトロン計算機への応用
第V章 命令構成
§1 設計の根本方針
§2 命令語
§3 数値語の構成
§4 数値演算の命令
§5 数値演算の命令(つづき)
§6 論理演算の命令
§7 制御命令
§8 入出力
§9 その他の命令
第W章 制御の方式
§1 制御方式
§2 入出力装置
§3 磁気テープ
§4 割込み

第X章 論理設計
§1 パレメトロン論理回路
§2 主制御回路
§3 演算回路
§4 修正設計

付録 命令一覧表
リレーも真空管もトランジスタも演算回路に使わない日本独自のコンピュータ技術
電子計算機の誕生
高橋 秀俊 著

T 計算する機械
・手回し計算機の原理・自動計算機の必要性・電気の応用・リレー計算機と論理回路・電子計算機
U 世界最初の電子計算機
・夜明け・電子計算機の出現・プログラム内蔵方式とは
V 日本最初の電子計算機
リレー計算機の誕生・日本最初の電子計算機、FUJIC・最初の輸入電子計算機・東大のTAC計画・最初の輸入汎用電子計算機・ソフトウェア研究の芽ばえーPC委員会
W パラメトロンができるまで
・機械式計算機のアイディア・パラメータ励振・パラメータ励振を使った論理回路ー多数決の論理・パラメトロン素子の完成。パラメトロン素子の特色
X パラメトロンの開発研究
三者共同研究ー非公開・パラメトロン研究の歩み・コアの検討・配線のやり方・実用化への歩み・パラメトロン研究所の発足・パラメトロンをめぐる状勢・論理素子余話・フォンノイマンの発明・基本素子の模索時代ー論理素子いろいろ・磁性体素子・エサキダイオード
Y メモリーの研究とPC1の完成
2周波メモリーの創出・PD1516とPC1の完成・設計余話・パラメトロン回路の論理設計・高速桁上げ回路・ピュリダンのロバ・メモリーの役割について
Z 日本の電子計算機時代
パラメトロン機種・TACの完成・トランジスター機種・プログラム懇談会の発足
[ 計算機設計の哲学(1)ー演算命令関係ー
問題設定・二進法か十進法か・負数の表示法・浮動小数点機能について・精度情報の保存・シングル・アドレスかスリー・アドレスか・命令のセット・前始末と後始末・乗算・除算命令・シフト(桁ずらし)・ジャンプ命令その他
\ 計算機設計の哲学(2)ー外部との信号授受ー
リアルタイム入出力・入出力命令とビジー・ジャンプ・割込み・割込み方式の哲学
] 計算機設計の哲学(3)ー言語関係ー
外部言語と内部言語・入出力コード・イニシャルロード
XI ソフトウェアの開発
入力ルーチン・サブルーチン・計算プログラム
XU PC2について
方式設計・磁気テープ・ハードウェア・ソフトウェア・連動実験・PC2の反省
XV その後の日本の計算機
技術提携の時代・国産初の大型機・研究組合の結成・ソフトウェアの現状の反省・電子計算機の可能性をさぐる




パラメトロン関連の本で一番安価に手に入る本だと思います。
手回し計算機やリレーでの計算の原理、パラメトロン計算機が出来るまでの話と原理回路が載っています。

電子計算機
ディジタル計算機編
昭和35年6月30日発行
東京大学名誉教授・工学博士
山下英男著
第1章 総 論
1・1 ディジタル方式とアナログ方式
1・2 アナログ計算機
1・3 自動機械としてのディジタル計算機
1・4 ディジタル計算機技術の社会に及ぼす影響
第2章 電子計算機の歴史
2・1 自動計算機の萌芽
2・2 ASSC
2・3 ENIAC
2・4 EDVAC
2.5 記憶装置の発達
2・6 欧州における発展
2・7 わが国における発展
2・8 むすび
第3章 電子計算機の概要
3・1 従来の計算方法と電子計算機の働きの対比
3・2 情報の表現形式
3・3 計算機の制御方式
3・4 演算ならびに制御装置
3・5 記憶装置
3・6 入出力装置
第4章 論理回路の原理
4・1 論理代数
4・2 基本論理回路
4・3 2進数と10進数
4・4 符号の誤りの検出・訂正
第5章 トランジスタおよび真空管論理回路
5・1 トランジスタおよび真空管による論理回路の構成
5・2 トランジスタ論理回路
5・3 真空管論理回路
第6章 リレー論理回路
6・1 リレー基本論理回路
6・2 計算回路の基礎方程式
6・3 n入力2進法並列加算回路の設計理論
6・4 2入力並列2進法全加算回路(full adder)
6・5 基礎方程式の解を表わすリレー回路
6・6 3入力並列2進法加算回路
6・7 2入力並列10進法加算回路(2進化10進法)
6・8 選択回路(selection matrix)
6・9 その他の10進法計算回路
6・10 リレー計算機の動作原理
6・11 〔定理1〕の証明
第7章 パラメトロン回路
7・1 パラメトロン
7・2 パラメトロン回路
7・3 組合せ回路の構成法 
7・4 組合せ回路の例
7・5 順序回路の構成法
7・6 順序回路の例
7・7 計算回路
7・8 補助素子・付属回路その他
第8章 その他の論理回路
8・1 磁心論理回路
8・2 磁心以外の強磁性体素子
8・3 クライオトロン
8・4 エサキダイオード
8・5 結言
第9章 制御装置の方式および回路
9・1 概説
9・2 配電盤(プラグボード)制御方式
9・3 電子計算機の構成と主制御
9・4 各装置の制御
9・5 制御の多重化
第10章 演算装置の方式および回路
10・1 電子計算機の扱う演算の範囲
10・2 演算装置の問題点
20・3 演算装置の道具立て
10・4 演算各論
第11章 記憶装置
11・1 概説
11・2 記憶装置の分類
11・3 静電記憶管記憶装置
11・4 遅延回路による記憶装置
11・5 磁気ドラム・磁気円板・磁気テープ記憶装置
11・6 磁心記憶装置
11・7 磁性薄膜記憶装置
11・8 その他の記憶装置
11・9 桔言
第12章 入出力装置
12・1 データの符号化
12・2 符号の記録体
12・3 入出力装置
12・4 入出力装置と電子計算機の接続
12・5 符号変換器
12・6 印字機
12・7 データ伝送
12・8 結び
第13章 ディジタル計算機の論理設計
13・1 論理設計とは何か
13・2 組込み命令の種類と機能
13・3 命令変更とBレジスタ(指標レジスタ)
13・4 浮動小数点演算
13・5 入出力命令
13・6 割り込み動作と時分割
第14章 プログラミングの原理
14・1 モデル計算機
14・2 アドレス計算
14・3 くり返し計算法
14・4 流れ図
14・5 相対番地
14・6 サブルーチン
14・7 パラメータの読込み 
14・8 入出力の方法
第15章 プログラミングの実際
15・1 浮動小数点
15・2 2倍精度法
15・3 解釈ルーチン
15・4 プログラム検査
15・5 自動プログラミング
第16章 ディジタル計算機の科学技術への応用
16・1 ディジタル計算機の各種用途
16・2 プログラミングの種類
16・3 科学技術への応用
16・4 設計への応用
16・5 研究用具
第17章 ディジタル計算機の事務処理への応用
17・1 原始データ入力の具体例
17・2 ディジタル計算機によるデータ処理の具体例
第18章 ディジタル計算機の自動制御への利用
18・1 生産工場での情報処理
18・2 プロセスの計算機制御
18・3 A−D変換
18・4 工作機械の数値制御
第19章 計算機の信頼度と保守
19・1 計算機の信頼度
19・2 信頼度の立場から見た計算機の構成
19・3 プログラミングによる信頼度の向上
19・4 計算機の保守
19・5 保守の実例
19・6 計算機の運営
第20章 ディジタル計算機とオートマン
20・1 Turingの計算機
20・2 電子計算機によるパターン判別
20・3 学習する機械
20・4 計算機と脳
20・5 増殖する機械
第21章 ディジタル計算機の現状と将来
21・1 総説
21・2 ディジタル計算機の現状
21・3 ディジタル計算機の将来

付録T ディジタル計算機性能一覧表
ETL MarkT〜、やまと、MUSASINO、TAC、PC−1、OKI、
TOSBAC、NEAC、HITAC、FACOM、H−1、HOC、MADIC、
MELCOM、MELDIC、IBM、UNIVAC、・・・
付録U 計数形計算機標準用語
入門アナログ計算機
1972年9月1日発行
若山芳三郎 稲垣幸一 共著

第1章 アナログ計算機の概要
1・1 電子計算機の分類と比較
1・2 アナログ計算機の原理
1・3 アナログ計算機の構成
第2章 演算要素
2・1 線形演算要素
2・2 非線形演算
第3章 付属装置
3・1 演算制御装置
3・2 接続盤
3・3 解指示器
3・4 電源
第4章 微分方程式の解き方と応用
4・1 微分方程式の解き方
4・2 プログラミング
4・3 スケール換算法
4・4 実際の演算
4・5 各種工学系の解析
第5章 シミュレータとしての使い方
5・1 自動制御シミュレータ
5・2 各種シミュレータ
5・3 
第6章 代数方程式の解き方
6・1 一元一次方程式
6・2 一元高次方程式
6・3 連立方程式
第7章 ハイブリッド計算機の概要
7・1 ハイブリッド計算機とは
7・2 自動演算アナログ計算機
7・3 アナログ計算機、ディジタル計算機併用方式
7・4 アナログ要素を用いたディジタル計算機
建築技術者のための
電子計算機の応用
昭和38年7月20日発行
工学博士・和泉正哲 著

第1章 ディジタル計算機とアナログ計算機
1・1 ディジタル表現とアナログ表現
1・2 ディジタル計算機とアナログ計算機
第2章 ディジタル計算機
2・1 ディジタル計算機と算盤
2・2 ディジコンの原理
2・3 命令語
2・4 インデックスとジャンプの威力とフローチャート
2.5 サブルーチン
2・6 演算器の原理
2・7 数値解析
2・8 ディジコンの応用計算例
2・9 ディジコンで解くのに適した問題
第3章 アナログ電子計算機
3・1 アナログ電子計算機の応用分野
3・2 アナコンの計算原理
3・3 関数発生(その1)
3・4 例題
3・5 タイムスケールとスケールファクター
3・6 非線型方程式の解法
3・7 関数発生(その2)とラプラス変換
3・8 代数方程式と偏微分方程式
3・9 アナコンの設置、保守、操作上の注意点
3・10 直接型アナコン
3・11 アナコンによる計算例
第4章 電気回路の基本
4・1 回路要素
4・2 交流回路
4・3 電気回路の基本回路
4・4 真空管の働き
4・5 ダイオード、トランジスターおよびパラメトロン
4・6 簡単な電気機器

付録T 数学公式
付録U 各社の電子計算機
アナログ計算機の性能一覧
コンピュータが計算機と呼ばれた時代
財団法人 C&C振興財団 編

第1章 計算機とエレクトロニクスは
  まだ出会っていなかった
・リレーの時代
・世界的にも珍しい非同期方式計算機
―ETL MarkT/U
・塩川と池田が生んだ商用リレー式計算機
―FACOM100/128
第2章 ラジオにも、鉄腕アトムにさえも
「真空管」が使われていた
・真空管の時代
・国産初のコンピュータはたった1人の手でつくられた
―FUJIC
・巨額を投じた国家プロジェクト
―TAC
計算機械の研究かた生まれたコンピュータ
―大阪大学真空管計算機
第3章 日本生まれの「パラメトロン」で
コンピュータが作られた
・パラメトロンの時代
・最初のパラメトロン式コンピュータ―MUSASINO−1
・パラメトロンの本家によるコンピュータ―PC−1/PC−2
・電算機メーカーとしての原点―NEAC−1101/1102
・多彩なパラメトロン機たち
第4章 「トランジスタ」が
日本の高度成長のバネになった
・トランジスタの時代
・エレクトロニクスの応用例として取り組まれた
・日本電気 NEAC−2201/2203/2202
・日立製作所 HITAC 301/HITAC 5020
・富士通信機製造(富士通)
第5章 計算機からコンピュータへ
・コンピュータ産業の成立までの道のり
・もう一つのコンピュータ産業へのみちのり
・日本のコンピュータとは何か?



日本と海外のコンピュータの歴史
もう一つのコンピュータ産業への道のり
日本のコンピュータとは何か?
新装版
計算機屋かく戦えり
遠藤 論 著

序章 日本最初のコンピュータ
FUJIC:日本最初のコンピュータを一人で創り上げた男・岡崎文次
T章 初期の怪物たち
パラメトロン:日本独自のコンピュータ素子を生んだ男・後藤英一
スイッチング回路の理論:シャノン以前にコンピュータの基礎理論を発信した日本人・榛澤正男
MUSASINO1号:コンピュータに日本の未来を託した熱血漢・喜安善市
ETL MarkV:トランジスタと電子技術の重要性を説き続けた先駆者・和田弘
FACOM100:国産コンピュータを世界にアピールした池田敏雄・山本卓眞
U章 知られざる周辺事情
機械式計算機:計算機の歴史に魅せられて探求した日本の計算機のルーツ・内山昭
ヘンミ計算尺:世界を制覇した究極の科学技術計算具・大倉健司
暗号「パープル」:田辺一雄が開発した超難解暗号機・長田順行
タイガー計算機:電卓以前に活躍した日本の標準計算機・村山武義
指揮装置:戦時下で開発された機械式アナログ計算機・更田雅彦
V章 暗中模索のプロジェクト
阪大真空管計算機:コンピュータ開発者たちの梁山泊 大阪城研究室・牧之内三郎
TAC:黎明期最大規模のコンピュータ開発プロジェクト・村田健郎
東芝TAC:巨大コンピュータに挑戦した三田繁・八木基
W章 黎明期のコンセプトメーカー
コンピュータ理論:2進法によるコンピュータを考察した塩川新助・岸本行雄
数値計算:日本のコンピュータ開発に寄与した数学者・宇野利雄
プログラミング言語:日本最初のプログラミング言語とコンピュータ教育・森口繁一
国産OS:国産オペレーティングシステムの開発経緯・高橋延匡
オンラインシステム:コンピュータシステムの普及に奔走した民間人・南澤宣郎
電子交換機:通信技術の研究で情報通信の世界を拓いた学者・秋山稔
X章 通産省とIBMの駆け引き
産業政策:電子立国日本の立役者となった若き通産官僚・平松守彦
IBM神話:国際的にコンピュータ産業を育成したIBMの承認・安藤馨
Y章 電卓戦争の勝者
リレー式計算機14−A型:電卓の元祖を生み出した四兄弟・樫尾幸雄
トランジスタ式電卓CS−10A:世界初の全電子式卓上計算機開発物語・浅田篤
終章 ジャパニーズドリームの体現者
マイクロプロセッサ:世界初のマイクロプロセッサ「4004」を作った男・嶋正利
特別章 エレクトロニクスをポケットに入れた立役者
LSIと液晶:ロケット・ササキと呼ばれた男・佐々木正
計算機屋かく戦えり
アスキー出版局

序章 日本最初のコンピュータ
FUJIC:日本最初のコンピュータを一人で創り上げた男・岡崎文次
T章 初期の怪物たち
パラメトロン:日本独自のコンピュータ素子を生んだ男・後藤英一
スイッチング回路の理論:シャノン以前にコンピュータの基礎理論を発信した日本人・榛澤正男
MUSASINO1号:コンピュータに日本の未来を託した熱血漢・喜安善市
ETL MarkV:トランジスタと電子技術の重要性を説き続けた先駆者・和田弘
FACOM100:国産コンピュータを世界にアピールした池田敏雄・山本卓眞
U章 知られざる周辺事情
機械式計算機:計算機の歴史に魅せられて探求した日本の計算機のルーツ・内山昭
ヘンミ計算尺:世界を制覇した究極の科学技術計算具・大倉健司
暗号「パープル」:田辺一雄が開発した超難解暗号機・長田順行
タイガー計算機:電卓以前に活躍した日本の標準計算機・村山武義
指揮装置:戦時下で開発された機械式アナログ計算機・更田雅彦
V章 暗中模索のプロジェクト
阪大真空管計算機:コンピュータ開発者たちの梁山泊 大阪城研究室・牧之内三郎
TAC:黎明期最大規模のコンピュータ開発プロジェクト・村田健郎
東芝TAC:巨大コンピュータに挑戦した三田繁・八木基
W章 黎明期のコンセプトメーカー
コンピュータ理論:2進法によるコンピュータを考察した塩川新助・岸本行雄
数値計算:日本のコンピュータ開発に寄与した数学者・宇野利雄
プログラミング言語:日本最初のプログラミング言語とコンピュータ教育・森口繁一
国産OS:国産オペレーティングシステムの開発経緯・高橋延匡
オンラインシステム:コンピュータシステムの普及に奔走した民間人・南澤宣郎
電子交換機:通信技術の研究で情報通信の世界を拓いた学者・秋山稔
X章 通産省とIBMの駆け引き
産業政策:電子立国日本の立役者となった若き通産官僚・平松守彦
IBM神話:国際的にコンピュータ産業を育成したIBMの承認・安藤馨
Y章 電卓戦争の勝者
リレー式計算機14−A型:電卓の元祖を生み出した四兄弟・樫尾幸雄
トランジスタ式電卓CS−10A:世界初の全電子式卓上計算機開発物語・浅田篤
終章 ジャパニーズドリームの体現者
マイクロプロセッサ:世界初のマイクロプロセッサ「4004」を作った男・嶋正利