トランジスタで作ったPUTの実験





最近は、PUTも手に入りにくくなりました。
そこで、トランジスタを2つ使ってPUTを作り、実験してみる事にしました。


トランジスタで作ったPUTの動作を
LEDの点滅で確かめる簡単な回路




はじめは、発振回路のPUTの部分をトランジスタで作って置換えれば、同じように動作する思ったのですが思うように発振してLEDが点滅しません。

そこで動作しない原因を考えたところ、

・トランジスタで作ったPUTが動作する為には、G(ゲート)電圧を、LEDの順方向電圧とトランジスタのベース電圧を足した電圧以上なければならない。
R2を小さくしておかないと、コンデンサC1に溜まった電気が一気に流れない為、AK間導通時に電気を流しきれす、LEDが点きっぱなしなってしまう。
・G(ゲート)に加える電圧を決める抵抗があまり大きいと、トランジスタQ1のベース電流が充分流れない為、PUTが動作できない。

などが考えられました。

そこで、可変しやすいように、G(ゲート)の分圧を半固定VRにして実験しました。
はじめは、PUT発振回路で使った抵抗値を参考に10kΩの半固定VRを使いましたが、安定して発振するの範囲が少し狭いようです。
1kΩに変更すると、安定して発振する範囲が広がりました。
1kΩの半固定VRは少し値が小さいような気がしたので、後日、5kΩの半固定VRでも試してみましたが、結局、10kΩとおなじで発振する範囲が非常にせまく、この回路では1kΩでベストでした。