クレーンゲームタイマー

中学校や高等学校の文化祭で、ロボットアームを使ったクレーンゲームをしているのを見かけます。

ゲームセンターに置いてあるクレーンゲームは、スイッチを押している間だけ動作し、1度押して動作させたスイッチは、2度と使えないというものですが、私が学園祭で見たクレーンゲームは、ロボットアームを使い、ゲームスタートでストップウォッチを押し、御菓子やガラポンのオモチャなどを、一定時間(10円1分間など)にいくつ取れるかというものです。

しかし、このストップウォッチで人が測るというのが曲者で、ストップウォッチ係の気分によって、長くなったり短くなったりしているようです。

これでは、ゲームとしての良い意味での緊張感がありません。
やはり、ゲームセンターのクレーンゲームのように、100円とるかとられるか、どれだけ得するか損するかという気持ちがないと面白くありません。

そこで、クレーンゲームのタイマーを作って見ました。



材料

今回、材料はあり合わせで作りました。
リレーは、オークションで落札したもので5V2回路入りですが詳しい定格はわかりません。
コネクタは合う物が無かったので、ヘッダピンとコネクタをヤスリで削ったり、ピンを抜いたりして加工して合わせています。
また、配線は、今回時間がなかったので、基板裏面(半田面)でジャンパーしています。
(写真と同じ配置・配線では、半田面にジャンパーが必要です。)
材料表


回路について

ロボットアームは学校やクラブが所有という場合が多いと思います。
そこで、本体を改造しないで済むように、本体とコントローラの間に回路を入れる事にしました。




回路は、応用をできるようにできるだけシンプルに作りました。
タイマーICは、シンプルで比較的正確なS8081を使い、リレーは5V動作の2回路入りを使いました。
動作は単純にタイマーICのスイッチをオンにするとロボットアームとコントローラを接続し、タイマーが切れると、接続も切れる仕組みになっています。

LEDは動作を示すパイロットランプで、スイッチオンで点灯、スイッチオフで消灯します。
タイマー出力をうまく使い、タイマーが切れるとブザーがなったり、バツゲームをするお仕置き回路などを付けても面白いかもしれません。

回路図