イヤホン












クリスタルイヤホンとセラミックイヤホンを比較してみました。
クリスタルイヤホンは、ロッシェル塩、
セラミックイヤホンは、圧電セラミック
という、どちらも電気と圧力を変換させるものです。
クリスタルイヤホンは、構造上、衝撃に弱く、また、
直流の電圧がかかると壊れる事がありますが、
セラミックイヤホンはクリスタルイヤホンに比べ、
構造上も、直流で電圧に対しても強く出来ています。


クリスタルイヤホン セラミックイヤホン
外見はほとんど変わりません。
クリスタルイヤホンの方は、「CRYSTAL RECEIVER」と書いてありました。
中をのぞくと、クリスタルイヤホンの方は、出っ張っていて、セラミックイヤホンの方は平らな金属板が見えます。
クリスタルイヤホンは、テントのように、真中から竿で振動板を釣った形になっていて、
セラミックイヤホンは、薄い金属板に、セラミックを薄く塗ったかたちになっています。

どちらも良く聞こえました。

クリスタルイヤホンは、高音の方が良く聞こえ、「カサカサ」した感じの音で、
セラミックイヤホンは低音の方が良く聞こえ、少しこもったような感じの音でした。



ブレッドボード実験用にイヤホンを加工

イヤホンのビニール線は、そのままでは芯線が細すぎて、ブレッドボードに抜き差し出来ないので補強します。
0.6mmの錫メッキ線を、2cm程度に2本とφ1mmの細い収縮チューブを幅1.5cm程度切り2本切り使います。
(0.6mmの錫メッキ線が無ければ1/4Wの抵抗の足でも使えます。)

イヤホンのビニール線の芯線と錫メッキ線を半田付けをします。
基板の切れ端のパターンの無い面に錫メッキ線とビニール線の芯線を5mm程度、揃うようにピッタリとくっつけて並べ、目玉クリップで固定します。

半田付けは、接触箇所にまんべんなく広がるようにしますが、ビニール線が熱に弱く、長時間半田コテの先を当てていると、ビニール被覆が溶けてきますので、手早く行まいます。
半田付けが終わったら収縮チューブを半田箇所に被せて、ドライヤーで収縮させ固定します。
最後にブレッドボードに挿してみて、使ってみて丁度良い長さ(6〜7mm程度)で切り取って出来上がりです。