アンテナ・アース・接続線







電源のないゲルマ・ラジオでは、アースやアンテナなしに放送を受信する事は、
よほど電波が強く入るか、放送局が近くにない限り不可能です。

より快適に受信をするためには、出来るだけ多くの電波を集め、
受信出来るアンテナと、回路を安定動作させる為のアースが必要です。

実験では、作業性も考え、自由に、そして簡単に取り外しができるよう、
みの虫クリップを取り付けたビニール線を作りました。
アンテナ用・アース用に各10mのビニール線を、一本づつ、
また、部品同士の接続用に30cmビニール線も6本作りました。




アンテナ線(白)・アース線(黒)



接続用ビニール線






ビニール線の加工

ビニール線一本に対し、みの虫クリップを2個用意します。
ビニール線の両端を5mm程度ビニール被覆を剥ぎ、
よじって、予備半田をします。
半田付けした後では、ゴムのカバーが入らないので、
ゴムカバーを先にビニール線に通しておきます。
クリップに半田付けをします。
何かクリップより重くて安定した物に挟んでおくと
半田付け作業が行いやすいです。
半田付けが終わったら、余分な線をニッパで切ります。
クリップの押さえでビニール線をシッカリと押さえます。
ラジオペンチで曲げ潰して押さえてください。
ビニール線が動かないか手で軽く引っ張って
シッカリしまっているか確めてみてください。
出来あがりです。