コイル




コイルの主な性質は

・電気・磁気変換
・直流を流しやすい。
・交流を流しにくい。

などです。

詳しい性質は、電気原理の
コイル」をご覧下さい。


今回は、集める事の出来た、
3種類のコイル、

手巻きのスパイダー・コイル
小型でタップ付バー・アンテナ
Lを可変できるμ(ミュー)同調コイル

で実験を行いました。

スパイダー・コイル

スパイダー・コイル ゲルマ・ラジオで使われているのコイル枠ですが、
コイル枠のみ売っているので、0.4mmの青のメッキ線で作ってみました。
色を変えただけで見た目が良くなったので個人的には気に入っています。






バー・アンテナ

小型なので、ミニブレッドボードと一緒にプラスチック製の名刺ケースに入れてしまいました。
タップが付いているので接続を組み合わせると、混信を少なく選局ができます。




μ(ミュウ)同調コイル

80〜600μHのμ同調コイルです。コアを出し入れしてLを変化させます。Cは100pF固定です。
混信が多く、安定性も悪く、ダイヤルのギヤ比が小さいので、直ぐに選局がずれてしまいます。


やはり、バーアンテナが一番安定していました。スパイダーコイルでも、タップを多く取れば、
良いかもしれません、また、μ同調もやりを方を工夫すれば、もっと良い結果が得られたのかもしれません。


結果は

μ同調コイル<スパイダー・コイル<バーアンテナ

となりました。




ブレッドボード実験用にバーアンテナを加工


バーアンテナの線は、そのままでは芯線が細すぎて、ブレッドボードに抜き差し出来ないので補強します。
0.6mmの錫メッキ線を、2cm程度に2本とfφ1mmの細い収縮チューブを幅1.5cm程度切り2本切り使います。
(0.6mmの錫メッキ線が無ければ1/4Wの抵抗の足でも使えます。)
バーアンテナの線と錫メッキ線を半田付けをします。
基板の切れ端のパターンの無い面に錫メッキ線とバーアンテナの線を、揃うようにピッタリとくっつけて並べ、目玉クリップで固定します。
半田付けは、接触箇所にまんべんなく広がるようにします、またバーアンテナの線は錫メッキ線と比べて細く、動きやすいので、うまく動かないように固定をします。
半田付けが終わったら収縮チューブを半田箇所に被せて補強します。
にブレッドボードに挿してみて、使ってみて丁度良い長さ(6〜7mm程度)で切り揃えて出来上がりです。
ブレッドボードに挿してみて、アンテナ線、アース線、タップなど実験しやすいように決めて使います。



バーアンテナのタップについて

私もやった事がありますが、使わないタップが邪魔なので、
つい、他のビニール線と同じように切ってしまうと、
急にラジオが聞こえなくなってしまいます。
スパイダーコイルを巻いた事があればわかるとおもうのですが、
バーアンテナのタップは、巻いている途中の線を引き出して、
よじってメッキを剥がし、半田メッキしているだけなので、
タップを引き出している根元で切ってしまうと、
上と下の線が切れてしまいます。

・バーアンテナのタップの構造

タップなしのバーアンテナ
タップは、巻いている途中から余分に引き出しておきます。
引き出した線をよじります。
よじった先のメッキを剥がし、半田メッキして出来上がりです。
ということで、根元から切ると上下がつながらなくなります。