コンデンサ




コンデンサの性質は

・電気を溜める
・直流を流しにくい。
・交流を流しやすい。

などです。

詳しい性質は、電気原理の
コンデンサ」をご覧下さい。


今回は、集める事の出来た、

ポリバリコン、
エアバリコン
大型エアバリコン
(アンテナカプラー用)

で実験してみました。


ポリバリコン

ラジオキットなどで使われている定番です。




バリコン

昔の真空管ラジオなどで使われていましたが、現在は、ほとんどが小型のポリバリコンに
置き換わっています。




大型エアバリコン
(アンテナカプラー用)


無線でアンテナと無線機の調整に使われています。




実験の結果は、どれも同じ様に受信でき、優劣はわかりませんでした。



ブレッドボード実験用にポリバリコンを加工

ポリバリコンを用意します、
お店で購入する時はダイヤルも忘れずに。
ダイヤルと目盛を貼り付ける為の両面テープと0.6mmの錫メッキ線2cmを2本用意します。
(0.6mmの錫メッキ線が無ければ1/4Wの抵抗の足でも使えます。)
ダイヤルは、目盛とくっ付いていません。
目盛の裏に両面テープを貼り付けます。
ポリバリコンとダイヤルは、ポリバリコンの軸の形状と、ダイヤルの溝の形状で、はまる位置が決まっています。
ダイヤルを、ポリバリコンの軸にはめてみて、目盛の文字の位置が、使い易い位置に来るように決め、目盛をダイヤルに貼り付けます。
ポリバリコンのリードに錫メッキ線を半田付けします。

基板の切れ端のパターンの無い面に、ポリバリコンのリード、その上に錫メッキ線が重なるようにピッタリとくっつけ、動かないように目玉クリップで固定します。

半田付けは、接触箇所にまんべんなく広がるようにしますが、ポリバリコンはプラスチックで出来ていて、熱に弱く、長時間半田コテの先を当てていると溶けてきますので、手早く行まいます。
目盛を貼り付けたダイヤルをポリバリコンの軸に、付属のネジで取り付けます。
ポリバリコンのリードを下向きに曲げます。
ポリバリコンをブレッドボードに実装します。
ポリバリコンのリードをブレッドボードの穴に挿してみます。
長すぎる場合は、ニッパで切って長さを調整します。
また、このポリバリコンのアース端子は、写真の右側なので、アースとして使う所に接続します。
このブレッドボードでは、右側の青いラインをアースと決めた場合です。


ポリバリコンの軸とアース端子

以前、ゲルマラジオの実験をしていて、何故かダイヤルを固定するネジを触ると、
感度が変わる事がありました。
無線をやっている人に聞くと、ポリバリコンの軸は、ポリバリコンのリードの
片側とつながっていて、そこはアースに接続しないと、
アンテナ側につながってしまい、感度が安定しないという事でした。
ポリバリコンはメーカーが違うと端子がまちまちで、
今回使った物と逆の物や、中には、
アースとつながっていない物もあるそうです。

写真では、ポリバリコンの上側のリードと軸の導通を見ています。
表示された抵抗値は無限大で、上側のリードと軸は導通していませんのでアース端子ではありません。
写真では、ポリバリコンの下側のリードと軸の導通を見ています。
表示された抵抗値は0Ωで、下側のリードと軸は導通していますのでアース端子です。
こちら側のリードを基板やケースのアースに取り付けます。