ダイオードカーブトレーサの原理




簡単なダイオードカーブトレーサを組み立てました。

ゲルマニウムダイオード
シリコンダイオード
ショットキーバリアダイオード
ツェナーダイオード

の波形を見てみました。

トランスは、ダイオードを壊さないように逆方向耐圧と最大電流などを考え、手元にあった100V/6Vの小さい物を使いました。
電流制限抵抗は、最大電流を超えないように470Ωをいれました。

また、オシロが1、2chのGND共通タイプなので、Y軸の電流を表示するために、電流ー電圧変換用の抵抗10Ωをダイオード直列に入れました。
(※この抵抗の電圧がX軸方向の誤差になります。)



※ツェナーダイオードは、写真と逆向きに接続する。
(写真のシリコンダイオードとは帯の向きが逆になる)





回路図


実験に使ったダイオードです。

上の段、左から

ゲルマニウムダイオード
シリコンダイオード
ショットキーバリアダイオード

下の段は、ツェナーダイオードです。
側面にツェナー電圧が表示されています。
接続は、ゲルマダイオードやシリコンダイオードとは逆向きに接続します。
ゲルマニウムダイオードの波形

X軸:1V/DIV
Y軸:5mA/DIV

です。
シリコンダイオードの波形
ショットキー・バリア・ダイオードの波形
ツェナー・ダイオードの実験をします。

側面の数字がツェナー電圧です。

シリコンダイオードやゲルマニウムダイオードとは逆向きに接続します。
2.7Vのツェナー・ダイオードの波形

ツェナー電圧付近の変化が鈍いです。
4.7Vのツェナー・ダイオードの波形

横軸が足りなくなったので2V/DIVにしました。
5.6Vのツェナー・ダイオードの波形
6.2Vのツェナー・ダイオードの波形
8.2Vのツェナー・ダイオードの波形

ツェナー電圧付近の変化が、低い電圧のツェナーダイオードに比べ、鋭く変化です。