A/D コンバータの原理




回路図
実体配線図

A/Dコンバータ、D/Aコンバータは、アナログ信号をデジタル信号に、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路です。
現在、私達の身の回りにも、オーディオや携帯電話、コンピュータなどに、A/Dコンバータ、D/Aコンバータは非常に広く使われています。
しかし、その中身は、非常に高度で複雑です。
そこで、実用のA/Dコンバータでは難しいので、A/Dコンバータとして最低限必要な骨組みで作られた、原理回路で実験しました。




回路全体の動作

各部の動作は、左のメニューで確認して下さい。

今、コンパレータのー端子に測定するアナログ信号が入力されたとします。
この時、コンパレータは、入力されたアナログ信号とアップダウンカウンターとラダー回路で構成されたD/Aコンバータの出力とを比較して比較結果を出力します。


―入力(アナログ)+入力(D/A出力)の場合には出力には0Vが
―入力(アナログ)+入力(D/A出力)の場合には出力には+Vが、

出力されます。

コンパレータの出力は、アップ・ダウンカウンタの_U/D(アップ・ダウン制御)端子に接続されています。
_U/D制御端子が

0Vの時、クロックパルスが入力されると、アップカウントし、
5Vの時、クロックパルスが入力されると、ダウンカウントします。

アナログ信号が、大きければアップカウント、小さければダウンカウントして、アナログ信号を追いかけていきます。

アップカウント、ダウンカウントされた新たな値とアナログ入力を比較して、同じ動作を繰り返していきます。

ここで、7セグメントLEDと2進4桁のLEDは、カウンタの出力に接続されているので、出力値(デジタル)を表示しています。