電圧加算型R−2Rラダー回路


電圧加算型のラダー回路は電流加算型に比べよく使われています。
ここでは、
電流加算型に比べ少し複雑な電圧加算型のラダー回路を電圧を基準に書き換え、電圧と抵抗の整数の比で説明しました。

電圧加算型のラダー回路の分圧の仕組み

8番ピンのみ接続の場合

8番ピンだけを電源16Eに接続し、1、2、4番ピンはGNDに落としてあります。
Voutより下の合成抵抗を求めると、丁度2Rとなり、電源電圧16Eを2Rと2Rで半分に分圧した形になっています。
4番ピンのみ接続の場合

4番ピンだけを電源16Eに接続し、1、2、8番ピンはGNDに落としてあります。
8番ピンの時より少し複雑ですが、求め方は同じです。
まず、2R以下の合成抵抗を計算し、電圧の分圧値を求めます。
次に求めた分圧値を、更にVout側の抵抗値で分圧して、Voutの電圧を求めます。
2番ピンのみ接続の場合

2番ピンだけを電源16Eに接続し、1、4、8番ピンはGNDに落としてあります。
4番ピンの時より更に複雑ですが、求め方は同じです。
まず、2R以下の合成抵抗を計算し、電圧の分圧値を求めます。
次に求めた分圧値を、更にVout側の合成抵抗値を計算し、更に分圧します。
求めた分圧値を、更にVout側の抵抗値で分圧して、Voutの電圧を求めます。
1番ピンのみ接続の場合

1番ピンだけを電源16Eに接続し、2、4、8番ピンはGNDに落としてあります。
2番ピンの時より、もっと複雑ですが、求め方は同じです。
2R以下の合成抵抗を計算し、分圧した値を求めます。
次に求めた分圧値を、更に合成抵抗値を計算し、分圧していきます。
最後に分圧値を、Vout側の抵抗値で分圧して、Voutの電圧を求めます。