簡易信号発生器ユニット
(ELEKIT)



1302円の簡易信号発生器ユニットです。(2006.04)

電源は、9V(006P)消費電流は6mAです。
発振周波数は約6Hz〜7kHzまで可変できます。
(500Hz以上の調整は直ぐ動いてしまうので難しい)
出力波形は、方形波、三角波、SIN波で各端子が独立しています。
出力レベルは、固定です。
サイン波:約4Vp−p
三角波:約4Vp−p
方形波:約6Vp−p
出力レベルを変更したい場合、外部に可変抵抗などを付ける必要があります。
方式は、オペアンプによる方形波・三角波発振回路と三角波からダイオードを使って折線近似回路的に波形を整形して、正弦波を作っています。

4回路入りオペアンプ1個をうまく使い、コンパクトにまとめてあります。
実験用の信号源にオススメです。




完成ユニットですので、組み立てる必要はありません。
説明書は日本語です。
完成品ですが、一応壊れがないか確かめましょう。

回路基板は、組みたてる前に、
・部品の入る位置
・部品の向き
・取り付ける順番
などを考えてから作業に入りましょう。

※006P乾電池が1本必要です。
忘れずに買いましょう。

※波形を見るにはオシロスコープが必要です。
最低必要な工具は、+ドライバーです。

端子に線を固定するのに使います。
ミノムシクリップの付いたケーブルや鈴メッキ線などがあると便利です。
電源端子です。
ここに電池スナップからの線を接続します。

・9V端子に赤のビニール線
・GND端子にクロのビニール線

を接続します。
また、GND端子はこの1箇所だけです。
電源、信号出力と共用ですので、出力のGNDもここからGNDを取ります。

信号出力端子です。
左から正弦波、三角波、方形波です。
周波数調整ボリュームです。
周波数を可変できます。
端子に線などを接続しますので、+ドライバーでネジを緩めておきます。
電池スナップを取り付けてネジを締めます。 
GNDは、電源端子にあるだけです。
信号出力と共用ですので、信号出力のGNDも取れるように、すずメッキ線をよじって一緒に挟みました。
(私は、これからも使うので基板の裏に半田付けして固定しました。)

使いたい信号の端子を各端子からビニール線などを挟み信号を引き出します。
私は、鈴メッキ線や金属製のクリップを丸めて端子に挟み、ミノムシクリップの付いた線や、オシロスコープのプローブで挟みやいようにして使っています。

信号を出す準備が出来ました。

このような感じで信号源として、ブレッドボードや実験基板などに接続しています。
006P乾電池をりつけます。
電源スイッチが無いので、電源を取りつけると動作を開始します。
早速波形を見てみましょう。
オシロスコープのプローブを接続する前に、オシロの測定の準備をします。
オシロスコープの
ch1のプローブをプローブのGND端子とショートして、入力切換えをGNDにし、画面の中央にGND線を合わせます。

合わせたら、入力切換えをACにします。

ch1のプローブをGND端子と信号出力端子に接続します。
方形波から見てみましょう。
周波数調整ボリュ−ムで1番低い周波数にしました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は20ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

10Hz以下の波形です。
周波数調整ボリュ−ムで約1kHzに合わせました。
周波数が高くなるにつれて、僅かに回しただけで直ぐに高い周波数まで動いてしまうので、500Hz以上の調整は難しくなります。

測定レンジ

『TIME/DIV』は1ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

周波数調整ボリュ−ムで1番高い周波数にしました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は0.1ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

7.5kHzですが波形が台形です。
三角波です。

周波数調整ボリュ−ムで1番低い周波数にしました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は10ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

10Hz以下の波形です。
周波数調整ボリュ−ムで約1kHzに合わせました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は1ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

ナナメに写真を撮ってしまいました。
画面が少し曲がっていますが本当はもっと綺麗です。

周波数調整ボリュ−ムで1番高い周波数にしました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は0.1ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

7.5kHzですが下が少し歪んでいます。
正弦波です。

周波数調整ボリュ−ムで1番低い周波数にしました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は20ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

10Hz以下の波形です。
折線近似回路の折れ目がわかります。
周波数調整ボリュ−ムで約1kHzに合わせました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は1ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。


この位の周波数が一番綺麗なようです。
周波数調整ボリュ−ムで1番高い周波数にしました。

測定レンジ

『TIME/DIV』は0.1ms
『VOLTS/DIV』は1V

での波形です。

7.5kHzですが上が丸く下が鋭くなっています。