ダイワ科学工作シリーズ 09
3極モーター




教材向けの3極モーターキットです。

モーターキット(2極)と違い、3極構造のため、永久磁石の磁界と電機子のコイルに起きる磁界の吸引力・反発力に必ず強弱がつき、電源を入れるとスムースに廻り出します。

小型の割に強力です。自動車工作セット R‐Uの動力にも使われています。

このモータキットも、電機子からエナメル線を巻いて作るので構造を知る事ができます、また、自作で材料を集めて教材を作るより、シンプルでシッカリしたものができる思います。
付属のプーリーを使えば輪ゴムなどで動力を伝えることもできます。

また、モータに取り付ける円板の台紙がついています。
廻っている事を確認しやすい模様のついた物、自分で模様を描けるように線の引いてある物、切りシロ、折りシロの書いてあるせんぷうき?の羽などの模様があります。


外箱



中身(注意書き・カタログ・組み立て説明書・部品)




円板がデカイ

台紙の円板を切りぬき、プーリーで挟んで固定してみました。
本体より直径が大きいので、床に置いてスイッチを入れると、
タイヤになって走り出してしまいます。
段差を付けるか、円板の直径を小さくする必要があります。
(写真は段差を付ける為に、箱を裏返しにしてその上に載せました。)

混色コマ 回転前
混色コマ 回転中

廻すとグレーになります。
せんぷうき 回転前
せんぷうき 回転中

音はスゴイですが、その割に涼しくはなりません。
回転して灰色になるだけでは詰まらないので、何か面白い使い道がないか考えていたところ、ベンハムのコマを思い出しました。
一応、それっぽい模様をマジックで書いてみました。
失敗でした、・・・

綺麗なカラー模様になるはずが、灰色と濃い灰色のシマシマ模様が出るだけでした。・・・



ダイワ科学工作シリーズ 9 『3極モーター』は、
大和科学教材研究所の教材です。

このシリーズは教材キットですが、何種類かはネットから購入できます。



やはり、コマはコマとして?・・・
ベンハムのコマの模様の円板を外して、竹串に挿し、
本当のベンハムのコマを作って確かめてみました。

短く切った竹串に挿し、コマにしました。
色の出ない原因がわかりました。

コマは、止まる少し前位に色が出ています。
コマの場合、高速から徐々に回転速度を落とし、色の見えている時間が長いのです。
しかしモーターは、回転速度が速すぎ、また、止まるまでの時間も短いので色が見えないのでした。

また、色が出ても、タイルや焼き物のような、淡い緑や赤なのでそれ程鮮やかではありません。


ベンハムのコマは、目の錯覚を利用したものなので、写真のようにデジカメで写しても
残念ながら白黒です。