ゲルマラジオキット





電池なしで動作するゲルマニュームラジオです。
チューニングに使うバリコンは半固定トリマーで
マイナスドライバで回して選局をおこないますので
少し扱いズらいですが、プラグ付きイヤホン付きで
350円(2006年1月現在)で、商売になるのでしょうか。 



説明書は英語と中国語のものが付いています。

購入したら、まず、足りない部品がないか、または壊れている部品がないか部品表を見て良く確かめましょう。



ビニール袋の中の細かい部品は、値などが部品表と合っているか確かめましょう。
工具は最低限

半田コテ
半田
コテ台
ニッパ
小型のマイナスドライバー
(バリコンとして使う半固定トリマーを回すための)

があれば製作できます。

左の写真は、ミノムシクリップを付けた、アース線(10m)、アンテナ線(10m)、延長ケーブル(30cm)と電燈線アンテナです。

放送局から遠い電波の弱い地域では、増幅回路のないゲルマニウムラジオで、そのまま放送が聞けるほど、電力が強くありません

私の住む地域でも、そのままでは聞こえませんが、アース線とアンテナ線を付けると結構、聞こえます。

キットの価格も350円と安い事ですし、実験の成功を高める為、アース線とアンテナ線を用意する事をオススメします。
まず、基板のシルク(白い線で描かれた部品の外形の印刷)を見て、

・部品の入る位置
・部品の向き
・部品の定格・値
・取り付ける順番

などを考えてから作業に入りましょう。

はじめに、一番背の低い抵抗から取りつけていきます。
極性のあるゲルマニウムダイオードを取りつけます。
シルクの向きとゲルマニウムダイオードの向きが同じになるようにとりつけましょう。
セラミックコンデンサを取りすけます。
大きさは同じですが、C1とC2で値が違うので確かめてから取り付けましょう。
電界コンデンサを取りつけます。

電界コンデンサには、向きがあります。
+極とー極があり、−マークが付いている方が、マイナス極です。
プリント基板には、+極側の足が入る穴の側に、+マークが印刷されています。
+マークのある穴に電界コンデンサの+極を、
 マークの無い穴に電界コンデンサのー極を、
入れます。
バリコンを取り付けます。

トリマコンデンサの外形とプリント基板のシルクの形が合うように取り付けます。
バーアンテナを取りつけます。

向きや極性はありませんが、線の先のメッキがちゃんと剥がれていないと、半田が付きませんので、確認してから半田付けします。

余分な線は、軽く巻きつけておきましょう。

また、線が細く切れやすいので取り付けたら、テープなどで動かないように固定します。

イヤホンジャックを取り付けます。

イヤホンの抜差しで、力が加わるところですので、根元までシッカリ入れてから半田付けします。
太い単芯線のアンテナ線を付ければ完成です!
しかし、私の住む地域からでは、電源や増幅器の無いゲルマニウムラジオは、そのままでは、全く何も聞こえません。
10mのアンテナ線、アース線を接続して、やっと聞く事が出来たのは、NHKだけでした。