物体位置計測キット





680円の物体位置計測キットです。(2006年1月現在)
赤外線LEDと赤外線受光素子を使った、赤外線物体検出のキットです。
送信ユニットと受信部ユニットを少し離して向かい合わせに置き、それぞれの電源を入れ、
送信ユニットの赤外線LEDを点灯し、受信ユニットの赤外線受光素子でそれを受信している状態で
その間に何か通過して赤外線をさえぎると検知しLEDやブザーが知らせます。
そのほか、環境や距離にもよりますが、赤外線を反射させて検出することもできるようです

制御機器の通過センサなど応用が考えられます。


※単3乾電池が6本必要です。
忘れずに買いましょう。

説明書は英語と中国語のものが付いています。
足りない部品がないか、または壊れている部品がないか部品表を見て良く確かめましょう。

ビニール袋の中の細かい部品は、数や値などが部品表と合っているか確かめましょう。

形が同じで値の違う物や、極性、向きのある部品を確かめておきましょう。
工具は最低限

半田コテ
半田
コテ台
ニッパ

があれば製作できます。


ピンセットがあると更に便利です。
基板を切り離し、送信ユニットから組み立てに入ります。

回路基板は、組みたてる前に、
・部品の入る位置
・部品の向き
・取り付ける順番
などを考えてから作業に入りましょう。


背の低い抵抗から取りつけていきます。

作業に入る前に、部品番号順に抵抗を並べておくと、間違いも少なく、スムーズに作業に入れます。

カラーコードの色や並びが似ている物

1kΩ(茶黒赤)と1.6kΩ(茶青赤)

22Ω(赤赤黒)と送信ユニットで使う220Ω(赤赤茶)

は特に気をつけ、不安な時はテスターで測って確かめましょう。
セラミックコンデンサを取り付けます。

C1が、0.1μF(104)
C2が、0.0033μF(332)

です。
大きさ・形が同じなので、間違いないように取りつけましょう。
トランジスタと赤外LED、ICソケットを取り付けます。

トランジスタは基板のシルクの切り欠きに合わせて入れます。

赤外LEDは、透明なプラスチックパッケージですので、間違いないようにして下さい。
足の長い方を、基板の『+』の穴に、
足の短い、切り欠きのある方を反対側の穴に入れてください。


ICソケットは、基板のシルクの窪みにICソケットの窪みを合わせて取り付けます。
プッシュスイッチとボリュームを取りつけます。
どちらも力が加わるところなので、シッカリと挿し込んでから半田付けして下さい。
電池ボックスからのビニール線を取り付けます。

※極性を間違え無いように

赤い線は『+』に、
黒い線は『ー』に

取り付けます。
IC『555』を取りつけます。
555は、丸の側の角のピンが1番ピンです。
字を正面に、1番ピンを左下に見て、ICソケットの窪みが左に来るように挿し込んで、送信ユニットは完成です。


半田忘れ、取りつけ向きなど、作業に間違いがないかチェックしましょう
次に受信ユニットの組み立てに入ります。
送信ユニットより部品が多いのです。

回路基板は、組みたてる前に、
・部品の入る位置
・部品の向き
・取り付ける順番
などを考えてから作業に入りましょう。


背の低い抵抗から取りつけていきます。

作業に入る前に、部品番号順に抵抗を並べておくと、間違いも少なく、スムーズに作業に入れます。

カラーコードの色や並びが似ている物

220kΩ(赤赤茶)と2.2kΩ(赤赤赤)と22kΩ(赤赤橙)

220Ω(赤赤茶)と受信ユニットで使う22Ω(赤赤黒)

は特に気をつけ、不安な時はテスターで測って確かめましょう。
セラミックコンデンサを取り付けます。

C10が、0.1μF(104)

だけですが、基板のシルクが抜けているようです。
説明書に載っていますが、基板の左やや下に取りつけます。(写真)
赤と緑のLED、赤外線受光素子、ICソケットを取り付けます。

赤と緑のLEDは、それぞれ取り付け向きが逆になっています。
足の長い方を、基板の『+』の穴に、
足の短い、切り欠きのある方を反対側の穴に
入れてください。


赤外線受光素子は、足を真直ぐに起こした時に、丸い受講面が基板の外側を向くように取りつけます。


ICソケットは、基板のシルクの窪みにICソケットの窪みを合わせて取り付けます。

赤外線受光素子は、足を真直ぐに起こすと、丸い受講面が基板の外側を向くように取りつけます。
実際に使う用途によって、真直ぐにしたり、曲げたりと、いろいろ工夫してみてください。

ブザーと100μFの電界コンデンサを取りつけます。

どちらも、向きがあります。

ブザーは、ブザーの+側の足と基板のシルクの+を合わせて取り付けてください。

100μFの電界コンデンサは、C3とC8の位置に、基板の『+』と電界コンデンサの向きを合わせて取り付けてください。
10μFの電界コンデンサを取りつけます。

C4、C5,C6,C7、C9の位置に取りつけます。

基板の『+』と電界コンデンサの向きを合わせて取り付けてください。
プッシュスイッチとスライドスイッチを取りつけます。
どちらのスイッチも力が加わるところなので、シッカリと挿し込んでから半田付けして下さい。
電池ボックスからのビニール線を取り付けます。

※極性を間違え無いように

赤い線は『+』に、
黒い線は『ー』に

取り付けます。
IC『PT2308』を取りつけます。
PT2308は、丸の側の角のピンが1番ピンです。
字を正面に、1番ピンを左下に見て、ICソケットの窪みが左に来るように挿しこみ、受信ユニットは完成です。


半田忘れ、取りつけ向きなど、作業に間違いがないかチェックしましょう

チェックが終わったら、電池を入れて動作を確認します。
送信ユニットの電源スイッチを入れます。

写真では、赤外LEDが点灯して見えますが、実際は赤外線は目に見えません。
受信ユニットの電源スイッチ(プッシュ)を入れます。

スライドスイッチは出力切換えです。

左側がブザー出力
右側がLED出力
です。

始めにLED側にして緑(非検出)・赤(検出)のLEDの状態を見ながら送信側のVRを調整します。
調整するにも、赤外LEDと赤外線受光素子が向かい合って送信・受信していないとうまく調整出来ません。

そこで基板を並行に立たせて置く物はないかと周りを見回して見たところ、100円均一で売っていた、ミニバイスを見つけました。

ところが、これは口金が金属で、挟むショートしてしまいます。
他に良い物が見当たりませんし、取り合えず調整だけでなので、セロハンテープで絶縁して、配線パターンのないところを挟んで調整する事にしました。
セロハンテープで絶縁して、基板のパターンの無い所を軽く挟みます。
赤外LEDと赤外線受光素子が直線上で向かい合わせになるように高さや向きを調整して、両方の基板の電源を入れます。
受信基板のスライドスイッチをLED側にします。
送信基板のボリュームを回して、LEDの点灯・消灯を見ながら、
赤外LEDと赤外線受光素子の間に障害物を通過させて調整します。

LEDでの検知が終わったら今度は、ブザーにしてみて下さい。
物が通過すると、ブザーの音がどうなるか確認して下さい。