1.5V電池☆白色LED投光キット





500円の1.5V電池☆白色LED投光キットです。(2006年1月現在)
通常3V以上ないと点灯しない白色LEDを、乾電池1本で点灯させるキットです。
1.5Vでも動作するCMOSのLMC555とコイルを組み合わせた
昇圧回路で実現しています。
スイッチ付き単3電池×2本ホルダーを利用していて、
専用に作ったのではと思うほど収まりが良いです。
私が購入した時には、もう一個LEDが付いていました。 



足りない部品がないか、または壊れている部品がないか部品表を見て良く確かめましょう。

回路基板は、組みたてる前に、
・部品の入る位置
・部品の向き
・取り付ける順番
などを考えてから作業に入りましょう。

間違いやすい部品

抵抗とコイルがよく似ています。
一番左の少し丸っこい茶黒茶のラインの入った部品がコイルで、右側の3本が抵抗です。

また、セラミックコンデンサは形が同じですので、値をみて判断しましょう。
330pF (表示:331)
0.01μF(表示:103)
キットを動かすには、あと電池と絶縁テープがあればいいのですが、私は後の改造を考えて、8ピンのICソケットを加えました。
またセロハンテープやビニールテープなどの、絶縁をするテープが無かったので、変わりに絶縁収縮チューブを使いました。
工具1

半田コテ
半田
コテ台
ニッパ
ピンセット


工具2

定規:
ビニール線を切る時、線の長さを測る
ラジオペンチ:電池ボックスの金属端子を抜く
小型の+ドライバ:ネジでケースを止める
加工をするので、フタを外します。
取説に従って、黒いビニール線を指定の長さに切り、被覆を剥きます。
黒いビニール線を外側から押しながら内側から引っ張って、ケース内に戻します。
赤い線は、金属端子ごと外して抜きます。
拭いた赤いビニール線から指定された長さに切り、被覆を剥きます。
抵抗3本を基板に挿しやすいように加工します。
コイルも基板に挿しやすいように加工します。
一番背の低いコイルから取り付けます。
2PシングルラインのICソケットを取り付けます。
抵抗を取り付けます。
大きさが同じですので、値をよく確認して取り付けます。

R1:1kΩ  (茶・黒・赤)
R2:3.3kΩ(橙・橙・赤)
R3:4.7kΩ(黄・紫・赤)

セラミックコンデンサを取り付けます。
セラミックコンデンサは形が同じですので、値を確認して取りつけましょう。

330pF (表示:331)
0.01μF(表示:103)

トランジスタを取り付けます。

トランジスタは基板のシルクの切り欠きに合わせて入れます
ICを取り付けます。
向きがありますので基板のシルクの窪みにICの窪みを合わせて取り付けます。
先程切って加工した赤いビニール線と、電池ボックスの黒いビニール線を、基板に半田付けします。

基板の+の穴に赤いビニール線
基板のーの穴に黒いビニール線

を、付けてください。


この後、基板は電池ボックスに収めてしまうので、部品の間違いや、未半田、ショートなどがないか、チャックしてください。
絶縁テープが無いので、絶縁チューブを指定の長さに切りました。
切った絶縁チューブを、LEDの足の長い方に通します。
次に、LEDの足を同じ長さにします。
短い方の足に合わせて、長い方の足の余分な分を切って揃えます。
絶縁チューブのかかっていない部分を直角に曲げます。
反対側の足も、同じ長さで曲げます。
ビニール線の出ていた穴から、LEDの足を入れて、2ピンICソケットのA・Bに入れます。

Aに絶縁チューブの有る足を
Bに絶縁チューブの無い足を


入れます。
先程基板に付けた赤いビニール線を、電池ボックスのバネの金属端子(赤いビニール線に近い方)に巻きつけ半田付けします。

(ここで、基板が動いて、バネの金属端子とR2がショートしそうだったので、ICの挿してあった帯電防止スポンジをバネ端子の下に切って入れ、基板が近づかないようにしました。)
極性を間違い無いように電池を入れます。
スイッチを入れ、点灯したら組み立て成功です。
動作確認が出来たらフタをネジでとめて完成です。
ネジ止めすると、手で開け閉めできなくなりますので、使いにくい人はそのままお使い下さい。